同居人と同じ物を使っていませんか?
あなたのご自宅はどうでしょうか、歯磨きをする際にご家族や同居人の方と同じ物を仕様していることはありますか?
1つは共有です。1つの歯磨きコップや歯磨き粉をみんなで使用するのがこれに当たります。
もう1つは同じ種類の物の使用です。まとめ買いしてきた同じ形の歯ブラシを家族全員が使っているなどのケースです。
避けた方が良いと思う理由が3つあるので一緒に見ていきましょう。
No1.一人一人持っている菌の割合が違う
何のために歯磨きをしていますか?こちらでお伝えしたように歯垢の正体は細菌でした。
では細菌はどこから来ると思いますか?
お口の中にいる細菌は感染症と言われており主に赤ちゃんの時に自分の親からもらうことが多いです。産まれたばかりの時は無菌状態ですが、保護者からフーフーしたご飯をもらったとき、スキンシップなどの唾液が原因で移ります。そのため自分のお口の中にいる細菌は親や身近な人から受け継がれたものとなります。あなたの親はそのまた親などから受け継いでおり、お口の中というのは人の顔がそれぞれ違うのと同じで菌層もまた違います。そのため口腔内に何の菌の割合が多いかにより、虫歯になりやすい人がいたり歯周病になりやすい人がいたりとかかりやすい口腔内疾患に偏りがでてきたりするのです。
そのため、歯周病になりやすい人がいるのに歯磨き粉に虫歯対策のフッ素しか入っていない物を家族みんなで使っていても良いのか?と私たちは疑問に思うのです。
No2.菌の移動
同じコップでうがいをすることや、歯磨き粉の出口をいろいろな歯ブラシで拭うことで細菌の移動が起こります。他人のもっている細菌を自分の口の中に入れる事になり、病気や感染症のリスクが上がります。また、歯ブラシ立てに立ててある歯ブラシ同士がくっついていることもよくありません。
No3.あなた自身の歯並びが人と違うこと
人により顎の大きさ、歯の大きさが違います。これに舌の癖がないことや様々な条件がすべてマッチしていると矯正をしたかのように綺麗な歯並びとなり歯磨きしやすいですがそのような方は少ないのが現状です。顎の大きさに対して歯が大きければ生えてくるスペースがないために歯並びがガタガタになってしまいます。また逆だとすきっ歯になります。
- 歯が重なりガタガタだと重なっている部分に歯ブラシがあたりにくく虫歯や歯周病に。
- すきっ歯だと歯と歯の間に歯垢が付きやすくなおかつ歯ブラシでは届かないため虫歯や歯周病に。
- 顎が小さければ一番奥の歯まで歯ブラシが届きにくいため一番奥の歯が虫歯になりやい状況になります。
- よく歯ぎしりや食いしばりをする方だと歯ぐきが下がり知覚過敏の症状が出たり、歯がえぐれるように欠損をし出します。さらに骨に対する圧が強すぎるため骨を形成しだす骨隆起ができるとそこに歯ブラシが当たると痛いためどうしても避けてブラッシングをするため虫歯になりやすい箇所ができたりします。
このようにお口の状態は人の顔がそれぞれ違うのと同じくらい違い、細菌以外に歯や顎、癖や食習慣などにより
あなたが思ってもいなかった様な問題を他の方は抱えていらっしゃいます。
そのため家族全員で同じ種類の歯ブラシやケア用品を使用していて全員がパーフェクトに磨けているのか疑問が残る所なのです。
デンタルニコニーは個々のお客様の口腔内の状態を読み取りそれに合ったケア用品をご提案致しております。
お客様には、理想とされているお口の見本と今のお客様自身のお口がどう違うのかを知っていただくことが大切だと思っており、そこからどんな道具をどのように使えば良いのかをご説明し一緒にお口の状態を良くしていくことを目指しています。